ビグルモワ

すべて物語にしてしまいたい

2016-01-01から1年間の記事一覧

『思い出のマーニー』読みましてん

『思い出のマーニー』読みまして、めちゃめちゃめちゃよかったです。ちなみに映画は未鑑賞。 「マーニーがいた頃」と「マーニーがいなくなった後」にざっくりと分けられて、前半はアンナとマーニーの日々が描かれる。アンナの療養先で出会った二人はなんだか…

10月の短歌――おとことくらすおんなもくらす

soulkitchen.hatenablog.com わいわい! 短歌で知るイッカゲツ! という刻みでの短歌。短歌の目、ありがとう。ひと月ってあっという間じゃない? って思ったけどその前が半年以上空いてたからそんな気もするのかもしれない。詠んだよのあれこれを。 1. 渋 な…

『チャーメインと魔法の家』を読んだ

ジブリの映画『ハウルの動く城』には原作があり、続編と続続編があるということ、みんな知っているだろうか。原作は『魔法使いハウルと火の悪魔』であり、動く城にあの造形をあたえたのは宮崎駿なのだよ。映画は映画で賛否両論あろうが、わたしは好きだ。原…

9月の短歌――ふとれマイオスって言いたいだけ

soulkitchen.hatenablog.com おつかれさまです! 久しぶりの短歌の目、すべりこんだののメモを残させてください。今回はいつになく推敲ができたので、それだけはとてもとてもよかったです。(客観的に)よくなったかはわからんですけど、自分の満足度が上が…

魔法のぐっすり絵本

おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本 作者: カール=ヨハン・エリーン,三橋美穂 出版社/メーカー: 飛鳥新社 発売日: 2015/11/13 メディア: ハードカバー この商品を含むブログ (5件) を見る 読むだけで寝てしまうなんていう魔法みたいな本があるらしく、ご…

座り込んで大きな声を上げて泣きたい(大庭みな子・小島信夫再考)

一年以上前に少しだけ書いていたのだけど*1、大庭みな子さんのこと。小島信夫のことが書かれている部分をさらうつもりだったのが、大庭さん自体がなかなかに面白くて時間がかかってしまった。 本エントリの目的は、大庭の文章から見える小島を、つまり作家と…

トラウマブックス+α

小学生くらいに読んだ本がいまだにハッと甦ってくることがあり、気軽に使うべきワードではないのだけれど、トラウマティックであったなぁというものをあげておく。思い返して読みたくなってるやつ。児童書だからなのか、当時と同じかたちで手に入れるのは困…

短歌本三冊

57577に興味が出てからそろそろ一年が経とうとし、関連する書籍も手もとに増えてきた。目をとおしたものを書いておく。 はじめてのやさしい短歌のつくりかた 作者: 横山未来子 出版社/メーカー: 日本文芸社 発売日: 2015/09/08 メディア: 単行本(ソフトカバ…

横山未来子『はじめてのやさしい短歌のつくりかた』掲載短歌の索引

よさそうな短歌の入門書があったので読んでいました。短歌の本なのにタイトルが575。はじめてのやさしい短歌のつくりかた作者: 横山未来子出版社/メーカー: 日本文芸社発売日: 2015/09/08メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るデザイ…