ビグルモワ

すべて物語にしてしまいたい

それは引用ではない

昨日の晩にブログの記事を書いていて、それはいつもの方のブログなのだが、そこで、その朝に読んだもののことを適当な引用とともに書いたのだけど、あとから考えてみると、そういうふにゃふにゃしたものを「引用」と呼ぶのはいくらなんでも雑すぎるのでない…

A氏

fktack.hatenablog.jp TwitterでF氏とやりとりをしていたことにエントリでふれられていた(ふれてもらった、と書こうと思ったけど、別にしてもらったわけじゃないと思い直した)。 この件で、いろいろな考えが自分の中にたちあらわれて、それをメモしたら6…

しるし

少し前から気になっている人がいて、その人に、どうするか、どうしたいかということを頭の隅でずっと考えていた。いや、今も考え中。強くしなやかで若い彼女から目が離せない。とてもきれいな人なのだ。 (飽きていなければ)彼女がこちらを見ていることを私…

生ぬるい日だった。冬からのトンネルをぽかりと抜けて、地上に顔を出したみたいな陽気だった。天気予報が雨は降るような降らないような曖昧なことを伝えたが、裏腹に雲からは日射しが覗き込んでいた。曇りの日の日光は晴れの日よりも尊いように思える。「天…

小島信夫『ラヴ・レター』

ラヴ・レター 作者: 小島信夫 出版社/メーカー: 夏葉社 発売日: 2014/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 小島信夫『ラヴ・レター』を読みました。 自分の記録と記憶のためにも簡単なメモを。ねんのため初出も転記しました。表記は迷っ…

文体?

少し前から小島信夫の話をしている。 <a href="http://fktack.hatenablog.jp/entry/2015/01/21/%E6%96%87%E4%BD%93" data-mce-href="http://fktack.hatenablog.jp/entry/2015/01/21/%E6%96%87%E4%BD%93">文体 - 意味をあたえる</a> 文体 - 意味をあたえる イニシャルがAとZなのがいいですね。 これまでに小島信夫の話をしたことはほとんどない。文学の先生に話して、「第三の新人!」と言われたくらいだ。教科書的知識。母親と…

冷たいギフト

凪みたいな気持ちでもってぼんやりしている。運のわるいときは急に過去がやってきて扉をノックする。目を合わせるがそれは一瞬でそむけてしまう。会いたくはなかったから。そいつのことはよく知ってるし久しぶりだしなんならずっと一緒にいたようなものだ。…

彼方からの手紙

きいてほしい。僕はたぶん、今夜を越えられないだろう。明日になった途端に消えてしまうだろう。とても悔しくて悲しいが、存外すっきりした気分もあるんだ。 僕は約束を守れない。あなたが課した命令を果たすことができないのだ。こういっては受動的にきこえ…

うそが本当に

ご挨拶、みたいなものを書かないで好き勝手にはじめるのが不親切で最高にカッコイイと思うので、そうしたかったのだけど。 とりあえず宣言文。みたいな。 インターネットは虚構である。ついでに現実も虚構である。 そんなようなことを確認するために書こうと…