ビグルモワ

すべて物語にしてしまいたい

8月の短歌––おぎやはぎは荻でも萩でもない

soulkitchen.hatenablog.com 公開するまではああだこうだ考えるのんだけど、その後ああだこうだ書こうって思うまでの腰がめちゃめちゃ重い。ふだんのブログとかもそうだけど、書いたはしから忘れていって、さらに気が咎めて振り返れなくなっちゃうのだった。…

7月の短歌––はからずも、夏

soulkitchen.hatenablog.com 歌をつくってたときの自分と現在の自分が完全に切り離されていてなにも言えなそうなのだけれどがんばって思い出して書いてみよう。とて。 題詠 5首 1. 透 透明の履歴書もって透明のぼくに似合う仕事ありますか ★やっぱり幽霊のこ…

6月の短歌––1+1=2のような

soulkitchen.hatenablog.com 題詠 5首 1. クリーム ピンクとか生クリームとかイチゴとかたどり着けずの女子の最果て ★むかしはランドセルが赤と黒の二色しかなかったように、注文の絵の具のバッグはうすピンクと水色しかなかった。だから当然女子はピンクで…

5月の短歌––切れば血の出る物語を

soulkitchen.hatenablog.com 毎月恒例の短歌の企画なのだけど、5月は無理ねと早々に諦めていて、でも、つくりたいなと思いはじめた31日の夜に、食事と入浴をすませて時間をつくる。頭の中で考えていたとはいえ一時間弱でできてしまった。まあしかしこれを短…

4月の短歌––季節はずるい

soulkitchen.hatenablog.com 題詠 5首 1. 皿 ベランダのこの世の春の真っ青の受け皿のなく川の流るる ★去年お休みしていたベランダー(ベランダ菜園)を再開した。今年は薬味ばっかり育てている。やっぱりゴーヤもやったらよかったかなとか思いつつ。ともか…

3月の短歌––春となり、人となり

soulkitchen.hatenablog.com ヤッホー短歌! 三月はどうにか投稿できてよかったことです。月の終わりに短歌の目に参加できてると達成感がすごい。短歌活動ぜんぜんしてないし、ぺらっぺらの素人なのだけど、月の数日でも集中したらなにがしかできてうれしい…

例の本を読んだ

例の本、検索機では在庫ありだけど店頭になく、レジのお姉さんに検索票出したら「入荷はしてます」と言われて持ってきてもらった— 紙 a.k.a. letofo (@isi_kami_hasami) 2017年1月18日 これね。 夫のちんぽが入らない 作者: こだま 出版社/メーカー: 扶桑社 …

1月の短歌––迷いがみえるみえている

soulkitchen.hatenablog.com 題詠 5首 1. 編 愛す子も愛さない子も等しくはだれぞ遺伝子編まれた先の ★編み物するようになってから、人の着てるニットとかめっちゃ気になってよく見ちゃうんですが(糸とか編み方とか色とか)、そして文章の一文字一文字をつ…

12月の短歌––大晦日短歌祭反省会

soulkitchen.hatenablog.com イェーイ! 短歌! イェーイ! 区切りでいえばもう去年だから今さらって感じなのだけどふりかえります。帰省の移動中、隣席に人もおらずわりに快適だったので粛粛とつくってました。それまでにイメージがあったのもありなかった…

『思い出のマーニー』読みましてん

『思い出のマーニー』読みまして、めちゃめちゃめちゃよかったです。ちなみに映画は未鑑賞。 「マーニーがいた頃」と「マーニーがいなくなった後」にざっくりと分けられて、前半はアンナとマーニーの日々が描かれる。アンナの療養先で出会った二人はなんだか…

10月の短歌――おとことくらすおんなもくらす

soulkitchen.hatenablog.com わいわい! 短歌で知るイッカゲツ! という刻みでの短歌。短歌の目、ありがとう。ひと月ってあっという間じゃない? って思ったけどその前が半年以上空いてたからそんな気もするのかもしれない。詠んだよのあれこれを。 1. 渋 な…

『チャーメインと魔法の家』を読んだ

ジブリの映画『ハウルの動く城』には原作があり、続編と続続編があるということ、みんな知っているだろうか。原作は『魔法使いハウルと火の悪魔』であり、動く城にあの造形をあたえたのは宮崎駿なのだよ。映画は映画で賛否両論あろうが、わたしは好きだ。原…

9月の短歌――ふとれマイオスって言いたいだけ

soulkitchen.hatenablog.com おつかれさまです! 久しぶりの短歌の目、すべりこんだののメモを残させてください。今回はいつになく推敲ができたので、それだけはとてもとてもよかったです。(客観的に)よくなったかはわからんですけど、自分の満足度が上が…

魔法のぐっすり絵本

おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本 作者: カール=ヨハン・エリーン,三橋美穂 出版社/メーカー: 飛鳥新社 発売日: 2015/11/13 メディア: ハードカバー この商品を含むブログ (5件) を見る 読むだけで寝てしまうなんていう魔法みたいな本があるらしく、ご…

座り込んで大きな声を上げて泣きたい(大庭みな子・小島信夫再考)

一年以上前に少しだけ書いていたのだけど*1、大庭みな子さんのこと。小島信夫のことが書かれている部分をさらうつもりだったのが、大庭さん自体がなかなかに面白くて時間がかかってしまった。 本エントリの目的は、大庭の文章から見える小島を、つまり作家と…

トラウマブックス+α

小学生くらいに読んだ本がいまだにハッと甦ってくることがあり、気軽に使うべきワードではないのだけれど、トラウマティックであったなぁというものをあげておく。思い返して読みたくなってるやつ。児童書だからなのか、当時と同じかたちで手に入れるのは困…

短歌本三冊

57577に興味が出てからそろそろ一年が経とうとし、関連する書籍も手もとに増えてきた。目をとおしたものを書いておく。 はじめてのやさしい短歌のつくりかた 作者: 横山未来子 出版社/メーカー: 日本文芸社 発売日: 2015/09/08 メディア: 単行本(ソフトカバ…

横山未来子『はじめてのやさしい短歌のつくりかた』掲載短歌の索引

よさそうな短歌の入門書があったので読んでいました。短歌の本なのにタイトルが575。はじめてのやさしい短歌のつくりかた作者: 横山未来子出版社/メーカー: 日本文芸社発売日: 2015/09/08メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るデザイ…

読んでる漫画(備忘)

(五十音順) おひとり様物語(6) (ワイドKC Kiss) 作者: 谷川史子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/02/12 メディア: コミック この商品を含むブログ (3件) を見る 吉祥寺だけが住みたい街ですか?(2) (ヤングマガジンコミックス) 作者: マキヒロチ …

自作解題――思い出がいっぱい

soulkitchen.hatenablog.com 忘れないうちにさらさら書いていこうとおもうことです。 1. ファー すべて世のゴッドファーザー触れたもの名前をつけて駆け出していく ★ファーが定まらず悩んだのであった。心配なのはゴッドファーザーはたぶんオジサンなので駆…

自作解題――ギリギリつめこむ物語(fromあの丘)

soulkitchen.hatenablog.com というわけで短歌の感想。下書きで寝かせすぎてしまった。今回は短歌たちよ、わたしから離れて遠くへー! と思いながらつくりました。つまり、物語だったり、なにかが続いていく感じに。前回が自分自分で嫌になってしまったので…

大江健三郎『個人的な体験』(読書中)

大江健三郎の『個人的な体験』を読んでいる。まだ途中だけど気になったことを書いておく。 個人的な体験 (新潮文庫 お 9-10) 作者: 大江健三郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1981/02/27 メディア: ペーパーバック 購入: 7人 クリック: 132回 この商品を…

自作解題――遠くまで飛んでけカイト

soulkitchen.hatenablog.com 二回目短歌の感想をば。ここはひとつ。どうぞひとつ! 秘すれば花というのは変わらずに思うことではあるのだけど、初めてのことをする、続けていく、それが自分に馴染んでいく過程を記述しておきたいという気がする。馴れてしま…

自作解題――そこに私はありません

soulkitchen.hatenablog.com はじめて短歌を詠んでみての感想です。こういうのは秘すれば花よなと思いつつ、忘れないように書いてみむとす(そんでこちらにこっそりあげておく)。短歌を詠もうと思ってから、いいフレーズあっても(twitterとかでも)書かな…

それは引用ではない

昨日の晩にブログの記事を書いていて、それはいつもの方のブログなのだが、そこで、その朝に読んだもののことを適当な引用とともに書いたのだけど、あとから考えてみると、そういうふにゃふにゃしたものを「引用」と呼ぶのはいくらなんでも雑すぎるのでない…

A氏

fktack.hatenablog.jp TwitterでF氏とやりとりをしていたことにエントリでふれられていた(ふれてもらった、と書こうと思ったけど、別にしてもらったわけじゃないと思い直した)。 この件で、いろいろな考えが自分の中にたちあらわれて、それをメモしたら6…

しるし

少し前から気になっている人がいて、その人に、どうするか、どうしたいかということを頭の隅でずっと考えていた。いや、今も考え中。強くしなやかで若い彼女から目が離せない。とてもきれいな人なのだ。 (飽きていなければ)彼女がこちらを見ていることを私…

生ぬるい日だった。冬からのトンネルをぽかりと抜けて、地上に顔を出したみたいな陽気だった。天気予報が雨は降るような降らないような曖昧なことを伝えたが、裏腹に雲からは日射しが覗き込んでいた。曇りの日の日光は晴れの日よりも尊いように思える。「天…

小島信夫『ラヴ・レター』

ラヴ・レター 作者: 小島信夫 出版社/メーカー: 夏葉社 発売日: 2014/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 小島信夫『ラヴ・レター』を読みました。 自分の記録と記憶のためにも簡単なメモを。ねんのため初出も転記しました。表記は迷っ…

文体?

少し前から小島信夫の話をしている。 <a href="http://fktack.hatenablog.jp/entry/2015/01/21/%E6%96%87%E4%BD%93" data-mce-href="http://fktack.hatenablog.jp/entry/2015/01/21/%E6%96%87%E4%BD%93">文体 - 意味をあたえる</a> 文体 - 意味をあたえる イニシャルがAとZなのがいいですね。 これまでに小島信夫の話をしたことはほとんどない。文学の先生に話して、「第三の新人!」と言われたくらいだ。教科書的知識。母親と…